【映画】サイレントヒル / 2006年

f:id:Untillrain:20210311095726j:plain

 

監督:クリストフ・ガンズ

脚本:ロジャー・エイヴァリー

原作:「サイレントヒル」(コナミ

出演:ラダ・ミッチェルショーン・ビーンジョデル・フェルランドローリー・ホールデン

 

ゲーム派生の映画作品ですね。

生憎、ゲームは全くの未プレイでして、内容は全く知りません。

逆に先入観なしで観ることができたので、

特に違和感を覚えることなく楽しめたんだと思いますね。

ゲームの内容を知っているとどうしても比較してしまいますからね。

 

普段はホラージャンルの作品は、殆ど観ないのですが、

勧められたのもあって今回観る機会を得ました。

アマゾンプライムビデオに加入していましたので、

特に費用はかかっておりません、まあ会費は払ってますけど。

 

内容的にはネタバレになるので、ストーリーには触れませんが、

魔女狩り、復讐がキーワードですね。

特に印象が深かったというところもない代わりに、

ここがよくなかったということもなく、

俗にいう、可もなく不可もなくって感じでしょうか。

 

俳優陣は、主人公ローズ役のラダ・ミッチェル

この方は始めて見る感じではないのですが、

具体的に何で見たのかは思い出せません。

夫役のショーン・ビーンは「007ゴールデンアイ」で見かけたかな。

その他の俳優さんは全く知りません。

 

ホラー映画って感想を書けば書くほど、

荒探しみたいな感想になるので、短いですがここで締めたいと思います。

 

【ゲーム】TACOMA / Xbox one版

宇宙ステーション「タコマ」を探索しながら、起こった事件データを回収、

徐々に真相に近づいていくアドベンチャーゲームです。

ポーランドに拠点を置くフルブライトにより開発され、

前作の「ゴーンホーム」は内容は忘れましたが、PS4で遊んだ記憶があります。

「ゴーンホーム」も「タコマ」と同じく、過去の痕跡を探して、

真相に近づくというものでしたが、決定的に違うのは「タコマ」は、

クルー全員がホログラフィーで表示され、早送り巻き戻しが自由自在、

色分けされたクルーが非常に見やすくてわかりやすい。

 

映像は序盤も序盤、操作方法がわかったくらいのあたりで終わっています。

実際にはこのあと約5時間程度でクリアとなりました。

今回はストーリーを進めていく形でしたが、そのほかにも色々仕掛けはあるようです。

実績解除も「解散」200と「任務は忠実に」200のみですので、

まだまだやれることがありそうです。

 

まとめ

面白いかと言われれば、諸手を挙げてそうだとは言えない、

むしろ、回復データやメモなど日本語化されているとはいえ、

全てを熟読するのは骨が折れます。

しかし、もつれた糸を一本ずつほどいていくことで、隠れた真相が見えてくる。

ネタバレはしない主義なのでそれが何かは書きませんが、

「ほほぉ~なるほど~」と思える内容でした。

 

 

【ゲーム】Fractured Minds / Xbox one ※先入観なしでプレイしたい方は見ないでください。

このゲームの存在を知ったのは、Xbox oneでゲームを物色していた時でした。

異常に安い価格に惹かれてそのまま購入、内容もそこそこに始めたのでした。

メニュー画面で流れるBGM、絶望的なものでなく、かと言って解放的でもなく、

どこか影を落とすも優し気な旋律、私はこのBGMでもう一度ゲームの内容を見直すのでした。

 

精神疾患・・・何と重いテーマのゲームなんだと率直にそう思いました。

少し調べてみると、一言で精神疾患と言っても色んな症状があることがわかります。

中には、「えっ?それも⁈」というのもあって、これだけ沢山あれば、

正常だと思っている自分も、どこかに属しているのではないかと思うほどです。

 

制作したのは17歳のエミリーさん、疾患の苦しみをゲームで表現して、

広く人々に知ってもらうことを目的としてると書いてありました。

よし、体感してみよう!意を決してプレイするのでした。

 


【Fractured Minds】メンタルヘルスがテーマの作品です。

 

たぶん、進め方がわかってて、クリアすることを目的とするならば、

10分もかからないかもしれませんが、何とか理解できればと時間をかけたので、

40分もの長丁場になってしまいました。

 

チャプター1 「日常」

もしかすると、鍵はかかってなかったのかもしれません。

探せど探せど見つかるのは、無関係なものばかり、ゲームなので正解がありましたが、

実際にはずっとリフレインしているのではないかと感じました。

チャプター2 「空虚」

今日は私の誕生日パーティ、みんながプレゼントを持って祝福にやってくる。

楽しんでいいはずなのに、なぜか楽しめない・・。

目隠しして、ロバの尻尾を取り付ける行為が何に繋がるのか・・わかりませんでした。

チャプター3 「安全地帯」

これは「引きこもり」を指すのだろうか。君にとって外は何もいいことなんてない、

だからここから出てはいけない。そこが君の安全地帯なんだから・・・。

チャプター4 「パラノイア

パラノイアとは偏執病のことで、不安や恐怖によって妄想を抱くものらしい。

巷でよく聞く被害妄想もここに分類される。

ん~非常に繊細な部分を含んでいるようです。

チャプター5 「溺れている」

全チャプターで一番長く考察してみたものの、紐解ける糸口が見つかりませんでした。

タイトルが溺れているなので、息苦しい状態がずっと続くのでしょうか・・?

チャプター6 「怪物」

このゲーム中、ずっと出てきている黒装束のアイツ、アイツを作ったのは自分自身で、

その存在は自分に依存している。自分がアイツで、アイツは自分・・。

アイツが存在することで、自分は牢屋に容れられた如く消沈する。

アイツは牢屋の自分を思い出させないように振る舞い蔓延る。

 

まとめ

わかったようなことを書きましたが、何一つわかってはいません。

想像することもままならず、比較できるものとすれば、夢を見たときの白黒の世界、

チャプター4の「パラノイア」のようなシーンは似た雰囲気だった感じもします。

夢の中では非現実的なことが起こります。例えば、自分のいるビルが倒壊したり、

乗っている飛行機が落ちたり、いくら電車やバスに乗っても目的地に着かなかったり、

今ではもう無縁の人と出会ったりと・・・しかし、夢から覚めるとそれは夢だと

思えるからこそ切り離して考えられるし、記憶に残らないことが多いです。

それと同じことだと言うには乱暴だと思いますが、

的は外れてはいても色々考えることが大切なんだなと思いました。

 

最後に

ゲーマーとしてこの作品に出会えたことを感謝するとともに、

ビデオゲームの用途も、使い方次第で色んな可能性があるんだと知らされました。

ゲームをされている方々には、是非体感して欲しいですね。

 

緑花 みさ

 

 

【映画】バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版 / 2008年

f:id:Untillrain:20200722094824j:plain

製作・監督・脚本:パーシー・アドロン

製作・脚本:エレオノーレ・アドロン

撮影:ベルント・ハインル

出演:マリアンネ・ゼーゲブレヒトCCH・パウンダージャック・パランス

製作国:ドイツ

 

予備知識なしの完全初見でしたが、グイグイとその世界観に引き込まれていきました。

砂漠のど真ん中で夫婦喧嘩など暑苦しいだけなんですけど、作品はそこから始まります。

 そして主題歌が流れ始め・・・ん?この曲は聞いたことがあるってなるわけです。

ジェヴェッタ・スティールの「コーリング・ユー」

後で調べてみたら、アカデミー賞最優秀主題歌賞にノミネートされていました。

色んなアーティストがカバーしているらしく、私が耳にしたのはそれらかもしれません。

ところが、私見で申し訳ないのですが、何とも映像としっくりこないんですよ。

どうしてこんな砂漠でむせび泣くような曲が流れるのか違和感を感じていました。

しかし、物語が進むにつれて、あーこの曲でなきゃだめだと思うようになります。

 

バグダッド・カフェは、ラスベガスまであと240Kmと言う位置にあり、

ガソリンスタンド、モーテル、ドライブインを兼ねていて、

ドライバーたちの憩いの場であるはずなのですが、管理ができてないために寂れ放題。

カフェなのにコーヒーもないという始末、そんなところに、

先ほど夫婦喧嘩して別行動の女性ジャスミンがやってきて話が動き出します。

個性的な人たちの集まりの中で、ドイツ人女性のジャスミンがどうかかわっていくのか、

そのあたりがものすごく面白いです。そして寂れ切ったカフェがどうなっていくのか、

目が離せない展開になっていきますよ。

 

【心に残ったこと】

人はみな優しんだなって思いましたね。何かに追い立てられるような生活でも、

いつもとは違う分子一つで、うまく歯車が回りだすものなんですね。

【映画】たそがれ清兵衛 / 2002年

f:id:Untillrain:20200707151757j:plain

たそがれ清兵衛こと、井口清兵衛は海坂藩の下級武士で、

仕事が終われば仲間の誘いも断り、帰宅するのだったが、それらはすべて家族のため。

妻を労咳(肺結核)で亡くし、葬儀代もままならぬ中、

幼い娘、長女の萱野、次女の以登を養い、年老いた母を抱え、

逆に言えば、帰るしかない環境だったと言えそうです。

 

主人公はもちろん真田広之さん演じる井口清兵衛ですが、

もう一人、第二の主人公ではないかと思われる人が存在します。

それは次女の以登、後の彼女のナレーションがそこここに挿入され、

過去を思い出すかのような、どことなく懐かしさを感じる口調がすごく印象的でした。

 

そして忘れてはならないのが、朋江の存在、

後にも先にも彼女なくしてこの物語は成立しません。

 朋江も一度嫁いだものの、嫁ぎ先に恵まれず離縁、

清兵衛も妻を亡くし、お互い今でいうバツイチ同士で再開、

幼馴染であることから・・・何故最初からこうなっていなかったのかが謎ですが。

 

さすが山田洋次監督作品らしく、どこかほっこりとした雰囲気で、

厳しさの中にも家族の絆を大切にした人情劇となっていました。

個人的にはネコとかイヌとか動物を登場させるともっとよかったかなとも思いました。

あと真田さんですから、キレのいいアクションも見たかったですね。

すご~く久しぶりに映画を観ました~('ω')ノ

f:id:Untillrain:20200704190627j:plain

もう何年振りになるでしょうか?映画を観たのは・・・。

と言っても、映画館で観たわけではなく、アマゾンプライムで自宅で鑑賞しました。

最近はずいぶんと便利になってましてね、観たい映画を選ぶだけでOKなんですね。

借りに行ったり、返しに行ったりする手間もなく、本当に便利になりました。

そういった環境の中で最初に観たのが、ヒッチコック監督の「汚名」という映画です。

これを選んだ理由ですか?ん~特にこれといった理由はないんですよ。

ただなんとなく、という事にしておいていただけると助かります。

それと私はネタバレを好まないので、話の根幹は記事にはしません。

 

さて、この映画、スパイ映画なんですが、007のようなアクションは全くありません。

銃撃戦や格闘シーンもなく、あくまでもサスペンスの色が濃い作品となっています。

後半の心理戦による駆け引きはとても見ごたえがあって、緊張感がありましたね。

いくら時間が経過しようとも、色褪せることのない素晴らしい作品でした。