【ゲーム】Fractured Minds / Xbox one ※先入観なしでプレイしたい方は見ないでください。

このゲームの存在を知ったのは、Xbox oneでゲームを物色していた時でした。

異常に安い価格に惹かれてそのまま購入、内容もそこそこに始めたのでした。

メニュー画面で流れるBGM、絶望的なものでなく、かと言って解放的でもなく、

どこか影を落とすも優し気な旋律、私はこのBGMでもう一度ゲームの内容を見直すのでした。

 

精神疾患・・・何と重いテーマのゲームなんだと率直にそう思いました。

少し調べてみると、一言で精神疾患と言っても色んな症状があることがわかります。

中には、「えっ?それも⁈」というのもあって、これだけ沢山あれば、

正常だと思っている自分も、どこかに属しているのではないかと思うほどです。

 

制作したのは17歳のエミリーさん、疾患の苦しみをゲームで表現して、

広く人々に知ってもらうことを目的としてると書いてありました。

よし、体感してみよう!意を決してプレイするのでした。

 


【Fractured Minds】メンタルヘルスがテーマの作品です。

 

たぶん、進め方がわかってて、クリアすることを目的とするならば、

10分もかからないかもしれませんが、何とか理解できればと時間をかけたので、

40分もの長丁場になってしまいました。

 

チャプター1 「日常」

もしかすると、鍵はかかってなかったのかもしれません。

探せど探せど見つかるのは、無関係なものばかり、ゲームなので正解がありましたが、

実際にはずっとリフレインしているのではないかと感じました。

チャプター2 「空虚」

今日は私の誕生日パーティ、みんながプレゼントを持って祝福にやってくる。

楽しんでいいはずなのに、なぜか楽しめない・・。

目隠しして、ロバの尻尾を取り付ける行為が何に繋がるのか・・わかりませんでした。

チャプター3 「安全地帯」

これは「引きこもり」を指すのだろうか。君にとって外は何もいいことなんてない、

だからここから出てはいけない。そこが君の安全地帯なんだから・・・。

チャプター4 「パラノイア

パラノイアとは偏執病のことで、不安や恐怖によって妄想を抱くものらしい。

巷でよく聞く被害妄想もここに分類される。

ん~非常に繊細な部分を含んでいるようです。

チャプター5 「溺れている」

全チャプターで一番長く考察してみたものの、紐解ける糸口が見つかりませんでした。

タイトルが溺れているなので、息苦しい状態がずっと続くのでしょうか・・?

チャプター6 「怪物」

このゲーム中、ずっと出てきている黒装束のアイツ、アイツを作ったのは自分自身で、

その存在は自分に依存している。自分がアイツで、アイツは自分・・。

アイツが存在することで、自分は牢屋に容れられた如く消沈する。

アイツは牢屋の自分を思い出させないように振る舞い蔓延る。

 

まとめ

わかったようなことを書きましたが、何一つわかってはいません。

想像することもままならず、比較できるものとすれば、夢を見たときの白黒の世界、

チャプター4の「パラノイア」のようなシーンは似た雰囲気だった感じもします。

夢の中では非現実的なことが起こります。例えば、自分のいるビルが倒壊したり、

乗っている飛行機が落ちたり、いくら電車やバスに乗っても目的地に着かなかったり、

今ではもう無縁の人と出会ったりと・・・しかし、夢から覚めるとそれは夢だと

思えるからこそ切り離して考えられるし、記憶に残らないことが多いです。

それと同じことだと言うには乱暴だと思いますが、

的は外れてはいても色々考えることが大切なんだなと思いました。

 

最後に

ゲーマーとしてこの作品に出会えたことを感謝するとともに、

ビデオゲームの用途も、使い方次第で色んな可能性があるんだと知らされました。

ゲームをされている方々には、是非体感して欲しいですね。

 

緑花 みさ